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何度目の夏

ちょっとした事情で駅までの長い道を歩くことが多くなった。
グーグルマップで調べた一番短い経路は田舎道で、畑やビニールハウスの横なんかを通っていく道だ。
途中には階段なんかもあってそれをのぼると両側畑に挟まれた細い道を歩く。
たまに畑で農作業をしているおじさんもいたりして通って良い道なのか分からないのだが、特別怒られることもないので通っている。
 
先日、少し雨の降った日の翌日に歩くとアスファルトの上にたくさんのミミズが死んでいた。
よくもこれだけいたかと思うほどのたくさんのミミズが身をよじらせた状態で息絶えている。
まあ、小学生の頃からこんな風景は日常だったし相変わらず堆肥の積まれた畑の横を息をちょっと止めながら通ったりしている。
 
競馬場が近いせいもあるのか、風のある日に歩くとかぐわしき香りが広範囲に漂って気分は牧場だ。
良い意味でね。
 
大量のミミズを見たことで夏を感じることになった。
そう言えばつぶれたカナブンも道路上にさらされていたな。
まだセミはぎりぎり鳴いていないが気が付くと子供たちは夏休みを迎える時期なのだ。
学生時代の夏休みってもう何十年も遠くなってしまったが一体何をやっていただろう。
 
家族はみんな虫が苦手だ。
子供たちは蚊が出たくらいで大騒ぎである。
これでGの称号を持つあいつが出たらどうするんだろう。
 
我が家は蜘蛛屋敷である。
家の周囲の至る所に隙あらば蜘蛛の巣が張られる。
小さい蜘蛛はいろんなところから屋内に侵入してくる。
その処理は必ずほうくの役目となるのだが、決して殺さないことにしている。
取っておいたプリンカップに捕えて外に逃がしてやるのだ。
 
地獄で蜘蛛の糸を垂らしてもらえるかも知れないしね。
 
まあそれはあくまでも仮定の話だが、蜘蛛はあのGの称号を持つあいつらの子供を食べるというのを何かで見たからだ。
最近は亜熱帯のような気候になりつつあるので最近我が家に2度、Gの称号を持つあいつが侵入を企てたが何とか阻止することができた。
しかしそれまで40年くらい、この家であいつに遭遇することなどなかったのだ。
蜘蛛に守ってもらっていると思っている。
 
子供の頃は普通に家の前の街灯に昆虫が集まってきたりしたので、朝になると車庫にカブトムシがいたりして何の苦労もせず入手することができた。
空地の草むらではショウリョウバッタを捕まえたり、走っていたらアシナガバチに刺されたり、普通にそんな感じだった。
学校に大量のカブトムシ、クワガタを持ってきて自慢しているやつもいた。
それでもそんなに虫が平気なほうだとは思っていなかったが息子たちがあまりにもダメなのを見ると少し複雑だ。
 
虫がたくさん出てくるということはいよいよ夏ということだ。
セミなんか鳴き始めたら雰囲気も高まってくることだろう。
また夏を迎えることができた。
おっさんになって次の季節を迎えることのありがたさを感じ始めている。
 
虫と言えば、昔好きな子が廊下で身構えていたことがあった。
何かと思ったら
「虫がいるから取って。」
と言われたので即座に退治してとても感謝された。
虫に強いとそんな良いこともあるのだ。
その記憶をその子は決して思い出すことはないだろうが、感謝されて少し喜んでいたほうくはこんなおっさんになっても忘れていない。
 
夏っていいな・・・。

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