小泉今日子も50歳
そう言えば50歳になってしまった。
なんとなくもはや抵抗できない感じなので、気分的にも30歳や40歳になった時よりも感動がない。
子供の頃、いや、20歳になる頃だって50代のおっさんは遥か彼方の、もやは老人に近いじじいのイメージだったがなってみればなんてことはない。
じじいかどうかはもはや自分で判断がつかないが外見上は持ちこたえている、というような評価もあるようだ。
我々の世代のアイドルたちは、同い年の人がとても多くて豊作だったようだ。
相変わらずテレビにも出てくるし伊代ちゃんなんかセンチメンタルジャーニーを50歳バージョンで歌ったりしていて泣いてしまった。
ウソだけどね。
そんなところでテレビで小泉今日子の50歳のドキュメンタリーを見てしまった。
学生の頃熱狂的であったが決して家から出ることはなかったファンであるほうくはキョンキョンの誕生日が2月であることを知っているので、まだ彼女は49歳である。
そんな小泉さんが50歳を前にしてニューヨークに行ったりするのだ。
そしてバブル時代とは完全に変貌し、ジャズピアニストとなった大江千里と再会したりするのである。
まあ、その辺は興味があれば自分で調べてもらうとして、この中でキョンキョンのある言葉がとても胸に響いたのである。
正確な言葉はいつもの通り覚えていないのだが、50を前にしてなんてったってアイドルの小泉今日子が
「そんなに時間も残されていない。やりたいことがあったら今すぐ始めないと間に合わないかも知れない。」
なんていう意味の発言をしたのだ。
ついに黄金アイドルが自らの人生の終わりを意識し始めているのである。
たぶん伊代ちゃんにこの発言はできない。
いい意味で。
そんなほうくにとっての衝撃発言を年の初めにテレビで見て、いろいろと考えてしまったのである。
幼いころ、若いころ、時間はほぼ無限にあった。
それに限りがあるなんてことは遠い別の星の話だったのだ。
しかし(外見はそこそこ持ちこたえていたとしても)、人間を50年やってきたのは事実なのである。
キョンキョンはきっとやりたいことができたらすぐに始めるのだろう。
ほうくもいろんなことを限られた時間でやるしかないのだ。
自動車会社のCMをテレビで見るが、決めゼリフは勝手に解釈している。
「やっちゃえ、おっさん!」
そんな風に矢沢やシャーロットに背中を押されているほうく。
黄金の50代を始めるとするか。
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