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ライブ2015。

ということで長い沈黙を再び破ることになった。
いつも長い沈黙をしているので、既に沈黙しているかどうかさえ認知されていない恐れもあるのだがこの期に及んで堂々の再開である。
 
ところでちょっと前にネットで見つけた小ネタなのだが、アメリカのハーバード大学のある教授の研究によると「男子校出身だと未婚率が高く、短命」なのだそうだ。
何となく身に覚えがなくもないが、まず寿命を左右する原因が「つながり」であるということらしい。
他者とのつながり、それも「多様な」つながりを多く持つ人の方が長生きをするのだそうだ。
そして、これは男女の決定的な違いなのだそうだが、男性は女性に比べてコミュニケーションが下手で人間関係を作るのがもともと下手である、ということらしい。そんな男性だけを集めた男子校というコミュニティで育ってしまうと、コミュニケーション手段がワンパターンになり、卒業してその後大学生や社会人になってからの他者との「つながり」を作るのがとても不得手になるのだそうだ。
 
つまり女子高出身はそれほど問題ではないのだが男子校出身は短命でその理由は主に以下の2つだそうだ。
一つ目は、男子校出身だと女性と出会う機会が少なく、未婚率が高いという点。結婚こそは「つながり」であり、健康の源である。
二つ目は、男子校だと数少ない女性を争ってストレスが増えるという点。人生の早い段階からストレスを受けることは、後々まで健康に悪い影響を与える。(ここはほうくには関係ないので複雑。)
 
そんな恐ろしい男子校出身者であるほうくだが、その男子校出身の同級生たちによるオヤジバンドのライブに行ってきたのである。
そう言えば彼ら3人は一人は既婚だが、残りの二人は未婚と離婚、である。(ライブのMCネタより)
案外この説は当たっているのか。これから経過観察を続けていこう。
 
さてライブの話に戻る。
大体、このライブに行くことについてはかなりややこしい事情があった。
最近は休日に誰が出かけるか、つまり誰が5月に飼い始めた犬の面倒をみるかが大きな問題となっている。
それをきちんと周知していないと、外出の予定が重なることになり面倒な事態となる。
今回のライブ、日程はずいぶん前から決まっていたのだが周知を早くしていなかったので嫁の飲み会と重なってしまった。
犬の世話ならともかく、子供の面倒も親不在となる事態になったがそこは粘り強く交渉し何とか行けるようになった。
 
ところが出だしからつまずいてしまった。
開演時間を30分勘違いしていたのだ。
実はライブの練習や、準備状況をなぜか知る立場にあったのでいろんな情報が入ってくる形となり、開演時間も混乱していたのだ。ということで時間の勘違いに気が付いたのは行きの東京メトロの地下鉄の中だった。
 
というわけで、3人のライブ会場に10分ちょっと遅れて到着した。
六本木の住宅街の中にある、探さないと分からないライブハウスだ。
入口の扉を開けるとちょっとしたお店的な広がりがあり、更に奥の扉を開けるとライブ会場である。
ライブ会場は2階構造になっていて扉から入ったところは2階部分、1階へはらせん階段で降りて行ける。
 
席の配置の内情を知っているほうく、2階席は親族中心の席なので演奏中のところ静かにらせん階段を下りた。
舞台上はメンバーの3人のうち2人が出てきて「前座」と称する謎の導入部分である。
ちょうど下に下りると、暗がりに同級生たちが並んで座っていた。
彼らが空いている席を示してくれたので、4つくらい並んでいる丸椅子の端に座った。
客席の中央に近いところだ。
「前座」部分が終了すると男子校時代にカリスマ的な存在として君臨していたボーカルのおじさんが登場。
何とか「本番」ライブに間に合った。
 
何とこのライブ、今回で4回目なのだ。
3回目くらいの準備段階から、ほうくはなぜか練習とかに同席したりして、意見を求められたりしていた関係で結構曲目や構成なんかはわかっている。
たった2時間くらいのライブなのだが、彼ら3人がどれほどの熱量で準備に注力していたかを知っているのでもはや純粋にライブを楽しむというより、2階席の親御さん気分で見守っている感じなのだ。
 
今回のテーマは演奏の質を上げることに力を注いでいたと思う。
おじさん3人がリズムセクションの2人も加え、真剣に音楽の演奏に取り組んでいたのだ。
集客的にはボーカルのカリスマおじさんが学校時代からの人気で絶大な力を発揮。そこは問題ないのだが、テーマが演奏になるとその歌の不安定さがクローズアップされていた。
「今まではいいが、今回は正念場だ。」と。
 
演奏が始まるとまず驚いたのが音の良さだった。
音そのものの良さと、全体のバランスが1年前と比べて格段に良く感じられた。
どこが、と言われると具体的には良く分からないが多少加工した感じがあるものの、2人のギターの音とボーカルの声がとてもバランス良く感じられたのだ。
今更検証しようたってもう終わってしまった話なのでそういうことにしておく。
 
そして今回一番ダメ出しされていた歌についても非常に良かったと思う。
これもそうだな、「今までとの比較」というのがあるので絶対的な評価についてはいろんな意見があるだろうが、昨年までの比較ということではとても安定していたと思う。
ドラムとベースの加わった後半の演奏バランスもとても良くて、アリスのチャンピオンは実は大学の先輩のカラオケの持ち歌なのだが、そんな色は吹き飛ぶほどの感動で、この夜のベストだったのではないかと思ったりした。
 
ということでこのおじさんバンドは確かな手応えを得てますます今後の音楽活動にまい進していくのだ。
と言う感じに本人たちも言っていたので間違いない。
終わったばかりなのに「来年は・・・」という会話があったのだからきっとそうだ。
 
さてこのライブの後の打ち上げは、相変わらず人見知りで、なおかつ「君誰だっけ?」という話しかけにいい加減うんざりしているほうくはさっさと家路についたのだった。
というかほんとは家で待つ子供たちの面倒をみに帰ったのだが・・・。

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コメント

冷静な目線での分析、かたじけない!

ボーカルのことをもっともっと手放しで誉めたたえててもバチはあたらない。

これからも僕たちを優しく、時に厳しく見守っていてください

ライヴは回数重ねていくと聴き手の期待値も上がりますからね。鋭い感想。もっとお願いします(笑)。

○エセさん
いやいや何度も言ってるように歌はとても良かったですよ!DVDでの感じはわかりませんが、客席では感動してました!

〇既婚県民さん
目が見える限り見守ります・・。

〇未婚太郎さん
いや、良かったってことを素直に表現したつもりなんですけどね・・・。また練習の日々ですね?

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