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オフ会2014

年末のライブも無事に完了して年も明け、ほうくも相手してもらえるようになったので2014年最初のオフ会が行われた。
同じ中学、高校を卒業した4人だ。

ところがいつもとなにやら様子が違う。
ほうく以外は全員ステージに立ってライブを行ったメンバーであるため、なんだか会話がミュージシャンなのだ。

そして会話の中身といえばあの曲の時の声の出し方がどうだった、だの
演奏中にお前は顔を上げる余裕がなかった、だの
ステージ衣装がぴっちぴち、だの
音楽活動の話で埋め尽くされているのだ。

いやあ・・・。

楽しそうだなぁ・・・。
何かにここまで熱中しているおっさんというのはなかなかいない。
それもグループで楽しくできているのだから実に健全だ。

一人で黙々とボウリング場に通って、通うボウリング場を次々と閉店に追い込んでいるほうくとはえらい違いだ。
音楽ではなく、演芸、ということならほうくもそれなりにステージは踏んでいるんだが・・・。

そんなことはともかく。

今や幻の名店となった中華のお店の個室で、パソコンにライブの模様を映し出してみんなで見ているなんて涙がでるほど青春だ。
加えていろんな当日や当日までの裏話なんかを聞けてそれはそれでバンドの中に入り込んだ熱狂的なファンのような気分にもなった。
たった1日、それも1時間くらいのステージのために50を目の前にしたおっさんたちが何度も何度も練習を重ねたなんて実にうっとおしい、じゃなかった、涙ぐましいじゃないか。

しかも業者に撮らせたDVDを飲み屋のおねえさんたちに何枚も配りまくっているというのだからきっと動機はこっちだったんじゃないかくらいのノリである。

それでもやっぱり何かのイベントがあると昔の仲間や飲み屋のおねえさんたちや、ムフフの関係のひとや母校の音楽の先生や年老いたお母様方まで盛り上がれるのだから、やった意味は実に大きかっただろう。
満員になった会場に味をしめてゆくゆくは東京ドームを目指すというのだからおっさんたちの野望は実にはしたない、じゃなかった、果てしない。

そんな話題に花を咲かせながらも、子供の受験の話をしたり、翌日子供の面接だから早めに帰らなきゃいけないとかしっかりおっさんとしてのそれぞれの事情もあるのである。
この中華料理店も母校の旧友がやっていたのだが1月いっぱいで閉めるとのことで、楽しさや寂しさが微妙に交錯する展開となったのだ。

そんな楽しさと切なさを抱きながら二次会はいつものカラオケスナック。

いつものように蹴散らしてやろうかと思った先客の団体。
これが先ほどの中華料理店から流れてきたお客様たちで、その中でも一人の女性はかなり出来上がった様子。

それでも一つのお店の終わりを寂しく感じる同じ思いが共鳴したのか、なんだか知らないが我々より相当年季の入ったおっさんが歌う時になぜか前に出て踊ることを強要されたり。
良く分からずもいつもの通り、いや、いつも以上に粘って歌った。

ミュージシャンたちの歌声は素晴らしく、酔っ払っていたせいもあって全部沖縄民謡に聞こえた。

いや、ほんとにうまかったよ、沖縄民謡。
違ったか。

途中沢田研二しばりもあったりして思い切り昭和に戻ったおっさんたち。

当然帰りは居酒屋タクシーでペットボトルのお茶を飲みながらだ。
4時に就寝はきつすぎる。

どんなに楽しい日も眠っておしまい。
おっさんになっても同じだね。

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コメント

ほうくさんも今年からは4人目のバンドメンバーですよ!
次回オフ会は練習の後の居酒屋で!

的確な情景描写に感服したですよ。。。

中華&弓の無敵な組み合わせが無くなったら、あのオフ会はどこに行くのでしょう。。。。。

六本木、浜松町、溜池山王と立て続けになくなりましたね。とりあえず池袋で練習→反省オフ会でしょうか。
よろしくお願いします。

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