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鉄門の彼方

先日、意外なところで旧友に会った。
よくよく考えればまあ会う可能性はゼロではないのだが、そんなことは思いもしなかったので意表を突かれた。
それは向こうもそうだったようだ。

彼の名はそうだなぁ、仮に「SHUN」としておこう。
良く考えれば高校時代に毎日休み時間に野球をして遊んでいた仲だ。

そう、ほうくがあの幻の「8連続奪三振」の快投を見せていた、あの「軟式テニスのボールを、ビニールテープをぐるぐる巻いたプラスチックバットで打つ」野球だ。

この、名前が長いので単に「想い出の野球」と言うことにするが、その想い出の野球は毎日の休み時間に行われていた。
しかもホームベースは校庭に書かれたテニスコートのラインの四隅の一つだ。
そこをホームとして、少ない時は2対2、多い時でも4対4くらいの人数で「想い出の野球」が展開されていたのだ。

校庭は外の道路と、当然フェンスかなんかで仕切られているのだが、更に内側に高い木が並べて植えられている形になっていた。
それがちょうどレフト側になっていて、一応打球が道路まで達したらホームランということになっていたのだが、その高い木が天然のフェンスとなって遮っていたため、ホームランが出ることは滅多になかった。

高い木は(校庭なので)レフトのファールグラウンドから続いていたがそれがセンターのほうに行くとちょっとだけ途切れ、いざとなったら車とかが入れるような鉄門があってそこで急に低くなっていた。
ライト側はセンターから右中間くらいまで隣の女子高の建物になっていて、続く右中間からライト線までは校庭の敷地が奥に延びる変則的な球場だった。

ま、勝手に球場にしてるけど。

以前にも書いたが、ここでほうくは「想い出の野球」を毎日毎日やっていたわけだが、他のメンバーにはあのタカハシ、そして今回会ったSHUNなどがいたのだ。

ちなみに、自分に都合のいいように過去の事実を自由自在にねじ曲げるほうくの記憶によると、この野球でホームランを打った人間は3人しかいない。
タカハシ、SHUN、そしてあの幻の「8連続奪三振」の快投を本人しか覚えていないほうくだ。

ま、ほうくは1本しか打っていないのだが、後の二人はそれなりの本数を打っていた。

そしてその中でももっとも記憶に残るホームランを打ったのがこのSHUNだったのだ。
しかもあの幻の・・・、もうめんどくさくなってきたので省力するが、ほうくが打たれたのだ。

ほうくは当時、あの巨人の抑えのエース、角投手のマネをして投げていた。
と言っても左では投げられないので右でだけど。
持ち球は直球とカーブ。そしてシュートもどき。
ま、シュートもどきは滅多にコントロールできないのであまり多くなく、実質的には2つの種類しかなかった。
偉そうに書いてるがこれは軟式テニスのボール限定で、これが硬いボールになると一切わけ分からなくなるので念のため。

今でもボウリングをしているし、まあ大学時代のアーチェリーでもそうなのだが、基本的にコントロールは結構いいほうなので、ほぼコントロールといんちきカーブで抑えていたようなものだ。
ちょっとした自慢だが、「狙う」競技が得意なためディズニーランドの保安官バッジも持っている。

Dsc_0015

カーブは、昔日本ハムに岡部というどろんとした変則カーブを投げるピッチャーがいたのだが、ああいうイメージを持って投げていた。
マニアックすぎて通じないかも知れないが。

それをある日のSHUNが強振した。
あの完全に芯を外した感じ、あの軟式テニスのボールが縦につぶれてぐるぐる回転している感じで低いフライが上がったので、ああ、セカンドフライかなと思って振り返った。
するとそのつぶれた形のままぐるぐる回転しているボールは、まるでUFOのように変な軌道を描きながら低いまま飛んでいくのだ。
あれ?ずいぶん飛んでいくな、と思っているうちにそのつぶれ回転UFOは左右に揺れたりしながらセンター方向にゆらゆら進んで、なんと!あの鉄門の上をぎりぎり通過して道路に行ってしまったのだ。

あんなに詰まっていたのに・・・。
でもホームランだなんて・・・。
呆然とする「幻の」ほうく。
ちょっと略しすぎたか。

この記憶だけは、いかに自分に都合よく事実をねじ曲げるほうくでも消し去ることのできないものとなったのだ。
目の前にその頃よりだいぶきっちり散髪されているSHUNがいる。

休憩時間にちょっと話して、そのうち飲もうということになった。
そう言えばそのうちブログを書くからと言ってブロガーサミットに参加した同級生が、(もちろんその後彼は一切ブログなど書いてはいないようだが)今でもSHUNと定期的に会っているそうなのだ。

果たしていつその時が来るのか。
あるいは来ないのか。
答えは鉄門の彼方にある。

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コメント

幻のメンバーと元プロデューサーの再会ですね。ぜひ飲みましょう!

ま、オフ会としてしまうとエセブロガーをもう一人生んでしまいそうなんで、非公式にね。
って意味分からんsweat01

○Tommyさん
いやあ、スマホからうまくコメントが送れませんでした。全然使いこなしてない感じですね。

そう言えば音楽方面でも思いもかけないつながりがありましたね。
完全に記憶からなくなってましたけど・・・。

非公式に行きますか。
でもよく考えたら、彼の連絡先って・・・。??

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