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東京

昔から一人には慣れっこだ。
転校とかが多かったこともあるので、いつも最初は一人だった。
一人で映画を観に行くことも結構あるし、一人でボウリングだって行っている。
昔は一人で袋田の滝を観に行ったこともあるくらいだ。

その後一人で筑波山に行って上のほうの岩の上でタバコを吸ったりした。

話が大幅にそれた。

先日ちょっと東京駅付近に外出する用事があり、昼前に一人解放された。
そのまま会社に戻っても良かったがせっかくだからランチにすることにした。

とは言ってももう既に駅に向かう体制だったので地下に入ってしまっていた。
そこでふと以前大学の友だち連中と飲み会をやった店があったのでそこに入ることにした。

一人だったのででっかい長テーブルの端っこの席に通された。
二人とかでカウンター感覚で飲むような感じのテーブルだ。
ちょっと薄暗い感じの店内だったがテーブルの上はいい感じに照明がちょっと明るくなっていた。

そこで生姜焼きランチを頼んだ。
座った席はちょうど正面が店の奥への通路になっていて、女性の店員が二人くらいで立って待機している位置だったようだ。
一人で席に座って普通に正面を向くとその女性店員たちを思いっきり見る位置になってしまうので、ちょっと照れ屋で人見知りのほうくは最近手に入れた滅多に友だちからメールが来ないスマートフォンをいじることにした。

するとほうくの横に、といっても大体椅子2個ペアな感じなので椅子を1個あけた横に若い女性がこれもまた一人でやってきた。
注文はこの日の日替わりランチの海鮮ちらしだったが、
「これってエビ入ってますか?私ちょっとエビが苦手なのでエビ抜いてくれますか?」
と驚きのオーダーをしていた。
エビを抜いてまで海鮮ちらしを頼む理由が分からない。
なら別のものを頼めと。
「ちらし」っていうくらいだからいろんなもん入ってるだろ。

そんなことを思って強烈に突っ込みたい気持ちを抑えながら、声が若いのでちょっとドキドキしながら店員が持ってきた生姜焼きランチを食べていた。

店内にはアランパーソンズプロジェクトの「ドント・アンサー・ミー」が流れていた。

急に横の女性の席に店員が生姜焼きランチを持ってきて、驚く女性に店員が
「あちらの方から。」
と言ってほうくを指差す。
女性に向かって軽く会釈するほうく。

そんなのやったら面白いな、なんて思いながらむしゃむしゃ食べていた。
相変わらずアランパーソンズプロジェクトがゆっくりと流れ、意外に生姜焼きがうまい。

食べ終わってテーブルの上の伝票を取った拍子にちょっと女性の顔をちら見してからレジに行った。

ちょっと東京って素敵。

でも駅のトイレに入ると横で小をしているおっさんが思いっきり
「ブー!」
と屁をかましていた・・・。

これも東京。

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コメント

東京駅。。。 あそこが変わっていく様をリアルタイムで見てましたが、久々に訪れた人はびっくりでしょうね。
特に地下。
八重洲中央の改札入って左手の「ほんのり屋」のおにぎりは旨くて有名ですね。

東京駅。。。 なぜか私にはほろ苦い場所です

○Tommyさん
ほんとに東京駅ってすごいです。
大体、でか過ぎです。
そしてどんどん変わってきてるし・・・。
ちなみにこのお店はあとちょっとで東京駅だけど、場所的には有楽町じゃないの?っていう所です。

Tommyさんのほろ苦い思い出、聞きたいですね。

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