有識者
昔から良く分からないこの言葉。
意味がさっぱり分からない。
辞書によると
「学問があり、見識が高い人。」
ということらしいがそれって誰が決めるんだ?
事業仕分けとやらを見ていると、議員の周りに「有識者」と言われる人たちが自分の専門分野外のことにまで偉そうにコメントをしているが見ているこっちが気恥ずかしい感じだ。
大体「有識者」として紹介されることに恥ずかしさはないのだろうか。
「私は有識者です。」
なんて言えるか??
何となくではあるが、その時の政権にいる人と考え方が合っているとかお友だちであるとかそんな人たちが担ぎ出されて「有識者」なんてこっぱずかしい肩書きをつけられるのだ。
しかし今までの有識者は少なくとも自分の専門分野だったり、非常に詳しいところだったりそういうことに限定して出てくるというのがパターンだったと思うんだが、あの事業仕分けに出てくる有識者がそこの分野を専門としているとは到底思えないような感じだったのではないか。
そして短い時間で反論の時間も隙もほとんど与えず、まるで結論として「廃止」あるいは「縮小」ありきでいいように言葉の速射砲を浴びせている感じだった。
もちろんそれで明るみに出た部分も少なくないことは分かるんだが、あのやり方が非常にテレビ映りを意識したショーだった感じは否めないと思う。
それにしても不思議な言葉だ、「有識者」。
知り合いにこんなことを言われたらどうする?
「今度の会議に有識者として出てくれないか?」
ほうくは絶対こう答えるね。
「ふざけんな、そんな呼び名に耐えられるほど非常識じゃない!」
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