デカい伊代ちゃん
衝撃である。
昨年10月以来の約半年振りのオフ会が開催された。
そこについに満を持して「彼」が参加した。
有名俳優でもT大教授でも最先端医療の医師でもそして某自治体の長でもなく、その誰よりも異彩を放っている「彼」の登場である。
題名からしてもう何を書いていいのか分からないくらいの衝撃だ。
「衝撃」、「禁断」、「伝説」などの文字を入れようかとも思ったが混乱の末この題名に落ち着いた。
意味が分からないだろうがもう見直さないぞ。
ということで最初の段階から「彼」の登場が気になってしまってどうにもこうにも落ち着かなかったほうくであった。
そして時間を30分ほど過ぎた辺りでいつものお店とは違う入口に登場した「彼」は記憶よりも随分とでかく、そしてスマートな感じだった。
それはまさに四半世紀の時を超えたはるか彼方の記憶との再会であった。
もちろんいつもと同様の想い出話とともに様々な分野への考察、滝川クリステルや原田知世への妄想、などなど40半ばの男たちの会話は繰り広げられた。
しかし申し訳ない。
完全にいつもより口数の少ない、若干既に観察者となってしまった自分がいるのをほうくは完全に自覚していたのだった。
一次会が終わりお店を出る頃には「彼」の声はでかくなり、歩くのもおぼつかない感じとなっていた。
「意味わかんなーい!」
「どうしてー!」
などなど大声を上げつつともすれば歩道から大きく車道にはみ出そうになる「彼」を何とかいつものカラオケスナックに連れて行くことに成功した。
この日のカラオケスナック、今までで最高の人の入りでびっくりするほどの盛況だった。
いつもの我々なら、当然ものの30分程で店の中の人たちの大半を蹴散らすはずだ。
しかも今日はなあ、今日はなあ、最終兵器がいるんだぞ!
それから後のことはあまり覚えていない・・・。
とにかくデカい「彼」が完全振り付けつきで伊代ちゃんの「センチメンタル・ジャーニー」を歌っていたことは確かだ。
その踊りと歓声(嬌声?)でお店をひとつにしたことも確かだ。
そしてもはや制御できない「彼」が横の団体の夫婦の旦那のほうにしなだれかかってキスをしてその夫婦を険悪な雰囲気にしたことも・・・。
その他のいろいろなことは記憶にとどめるのみとしよう。
高校時代、ほうくが見ていた彼はきっと蕾だったのだ。
それが四半世紀たって再会した時、大きな大きな、おいちょっと大きすぎるぞくらいの花を咲かせたらしい。
ほうくにとっては少々色使いのきつい感じの花であったようである。
しかしこの夜がばかみたいに面白かったことだけは確かだ。
数日たって今も「彼」がタクシーに乗って手を振りながら(腕をいっぱいに伸ばしてあの手首だけで回す振り方ね)
「じゃあねー!!」
と言っている姿が記憶に焼きついて消えない。(ぽっ。)
この予想もつかない展開だった今回のオフ会。
既に次回が楽しみな感じになっている。
それにしても横の団体。
なんだか交流を深めてほうくなんかは「加藤の乱」の加藤紘一に似ているとか言われて歌うたびに
「加藤の乱!」
とか意味不明の応援を受けていた。
そんな1人のアラフォーの女性と話をしたら、そっちの団体も焼き鳥屋かなんかの紹介でこの店を知ったとのこと。
全く意外だったが、紹介制のカラオケスナックだったらしい・・・。
でも確かに一見で入るにはあまりにも入りにくい店だしね。
次回につづくぜ!
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コメント
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結局さびしがりやなんだと思いますよ、「彼」は。
…いきなり核心を衝いてしまいました?
だってねぇ。腕つかんでないと車道に出そうになるのも、隣りのバカ旦那グループに波紋をもたらすのだって、「やめなさいって」とか言って止めてくれる仲間ありきの行動ですからね。
確かに開花しすぎかも

あややとピンクレディーもバカうけでしたね
投稿: 千春 | 2010/06/01 00:19
5月中にアップしてくれてありがとうございました。
私の日記からのリンクが5月のページだったので
ところで次回に続くの?
もう思いっきり続けて下さい。
3回でも4回でも好きなだけ!
投稿: 千葉県民 | 2010/06/01 01:17
○千春さん
「彼」はやっぱりちょっとさびしいんですかね??
それで暴走??
でもあの危うさは、たまらない人にはたまらないでしょうね・・・。
千春さんの1曲目がいい感じでお店をあっためて盛り上がれましたね!
○千葉県民さん
「次回」はオフ会の「次回」です。
まあ続けてもいいんですけど、スポーツイベントてんこ盛りなのにまた素通り??
ってなことになっちゃうし・・・。
投稿: ほうく | 2010/06/01 23:58