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タカハシの2

さて、他にこれといったネタもないので続きを書こう。

毎日校庭での野球でピッチャーとして有頂天となっていたほうくの続きである。

雨上がりの時はボールの一部がぬれているとすごく変化するとかなんかベテランピッチャーのような余計な知識も増えてきたほうくだったが、ある日、休日に学校で野球をしようということになった。
軟式のボールでちゃんと木とか金属とかのバット使う野球だ。(当たり前か・・・。)

休みの日まで学校に来て試合開始前に適当に練習していたらタカハシから当然のように先発を言い渡された。
自分でもなんかそんな予感がしていたのだが、ここが落とし穴だったのだ。

プアプアの軟式テニスのボールで野球をやっているときにほうくが好投していたのは、
①ストレートの制球が抜群(残念ながら本人しか覚えていないが)
②めちゃ曲がるカーブを投げる(残念ながら本人しか覚えていないが)
③このコンビネーション

という明快な理由があった。

ところが・・・。

軟式のボールで投球練習をしてみてすぐに分かった。
カーブの投げ方が分からない・・・。
重さも手触りも全く違うので全然投げられないのだ。

さて、こうなると好投の理由3つのうち2つが消えてしまった。
更に相手チームが
「盗塁ありにしようぜ。」
といって簡単にタカハシが合意してしまった。

あのう・・・。
校庭の野球で牽制球とか投げたことないんですけど・・・。

ということで別にとても球威があるわけでもなく、しかも盗塁をされた後はランナーが気になってどうにもならず、そして直球がちょうどいい感じでストライクゾーンに入っていくため、結果は散々なことになってしまった。
最後にホームランかなんか打たれたところでタカハシに交代を告げられてしまった・・・。

そう、ほうくはあの軟庭から長期間借りたボールを使った野球ゲーム限定のエースだったのだ。
それを思い知らされてしまった傷心のほうく。
タカハシの期待にも応えられなかったことが悔しくてその晩はぐうぐう寝てしまった。
だって軟式ボールをそんなに連続で投げるの初めてだったんだもの。

これでタカハシからの信頼をすべて失ってしまったのかというとそうでもなかったことが嬉しいじゃないか。
続きはまた今度。

今度っていつだ?
「じゃ、また今度。ねっ、ほら、飲みましょう、電話しますよ。」
それくらいの今度だ。

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コメント

美食彩○の会合は一度も来てないよね。
タカハシ・・。ちゃんとメールは届いてるのかな・・

会ってみたいです。あの髪のその後も見たいし。。

○エセさん
どうしてるのでしょう、タカハシ。
こっちがエラーすると何もいわずちょっと首をひねってプレッシャーかけてきたタカハシ。
その後の姿、確認したいですね。

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