サンマーメン
サンマーメンにはサンマは入っていない。
当たり前のことらしいが、初めてその名を耳にした時、
「何それ?」
と思ったものだ。
言うまでもなく(かどうかは不明だが)横浜のご当地ラーメンなのだ。
普通のラーメンと何が違うかというと、単に野菜のあんかけが乗っているだけなのだ。
だが、今回入った嫁の実家のそばの中華料理屋ではかなりの確率でこのサンマーメンが注文されていた。
人気だぞ、サンマーメン。
前回また自分の保守的なところが出てしまってチャーシューメンを頼んでしまって以来、
「次は必ず!」
と心に誓っていたサンマーメン。
満を持しての発注である。
心なしか
「俺はサンマーメン。」
という言葉にも若干気持ちの高ぶりが感じられる。
食べてみると、まあ何だろう、上に野菜のあんかけののったラーメンなんだが・・・。
そこはその、「必ず通る道」っていうことだ。
横浜に関わっている以上、そこを避けたらだめだろう、という感じだ。
そこまでの位置づけかどうか知らんが、これだけ周りの客が何の違和感もなく
「俺、サンマーメン。」
「あ、じゃ私も。」
なんて頼んでいるのを見るとかなりの浸透度を感じるのだ。
メニュー見て
「このサンマーメンって何?」
なんて言ってる奴はいないのである。
こんなところで
「竹岡式ラーメンない?」
なんて言う奴は絶対いない感じなのだ!(竹岡式ラーメンも食べたことないが・・・。)
人生は未知なるものとの出会いだ。
今日も一つ大人になったほうくなのだった。
もうおっさんだけど。
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