象徴サンタさん制
我が家は象徴サンタさん制である。
サンタさんはすべての子供に平等である、と子供に言ってある。
この象徴サンタさん制はとても微妙なバランスの上に成り立っているので、極めて注意深くルールを守らないとすぐに崩壊してしまうリスクをはらんでいる。
たとえ子供が
「今年はみんなよりいい子にしていたから、ぼくだけプレゼント2個でもいいでしょう?」
なんて言ったとしても、たとえ自分の子供だから大事にする必要がある、と定義されたとしても
「いや、サンタさんはみんなに平等なんだ。お前だけを特別扱いするわけにはいかない。」
ときっぱりとはねつけることにしている。
「そこはサンタさんだって杓子定規に決めるわけではないでしょう?」
なんて言おうものなら
「それなら今年はサンタさんのプレゼントは諦めなさい。」
ということになるのだ。
象徴サンタさん制は、子供が「サンタさん」を認めなくなってしまうとすぐに崩壊するシステムなので細心の注意を払う必要がある。
当然のことだが
「言うことを聞かないとサンタさんに言っちゃうよ。」
なんていう具合にサンタさんを利用してはいけない。
あくまでもサンタさんは象徴的存在で、実際におもちゃ屋に行っておもちゃを購入したり、子供にサンタさんからの手紙を書いたりするのは我が家では親の役目なのだ。
しかしもちろん象徴的存在としてサンタさんの出てくるDVDを見せたり、フィンランドのニュースを見せたりして、象徴サンタさん制の維持を常に図っているのだ。
もちろん子供の成長につれ、この象徴サンタさん制について子供が懐疑的になってくることは致し方ないが、それを踏まえた上で、その実態を認識した上で、象徴サンタさん制を継承していってくれればと思っている。
例えばおもちゃ屋が
「もうひとつプレゼントが欲しいって言ってもきっとサンタさんなら『いいよ。』と言ってくれるよ。」
なんて言って利用しようものなら、ほうく家は二度とそのおもちゃ屋で購入することはないだろう。
だってサンタさんは発言なんてできないのにそんな風に利用されてはならないのだから。
そんな象徴サンタさん制。今年もその季節が来た。
守るべきルールは守る。
我が家ではそうなのだ。
コメント
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ほうく家は素晴らしい教育をなさってますなぁ。
きっとお母さんが厳しいんでしょうwww
自分を顧みると、はたしてサンタを信じていたのかどうか。。。 どうもそういったこと全てを「茶番」と思っていた可愛げのない子供だった気がします。
しかしこの緊迫感のカケラもない師走はどう
投稿: Tommy | 2009/12/25 22:05
ありがとうございます。
極めて分かりにくい感じで主張を書いてみました。
何の主張かって?
うーん、我が家のこととしておきますね。
投稿: ほうく | 2009/12/26 10:26