調子こく
大学1年の時、体育の時間が雨で体育館で授業が行われたときがあった。
うちの大学は1年間同じ種目を選択するという方式でほうくはサッカーを選択していたのだが、その日は各選択種目対抗の卓球になった。
ほうくの出番である。
まあ、当然素人相手には連戦連勝だったわけだが、それぞれ一番強そうな奴が先生に指名されてテニス選択のチームの代表とサッカー選択チーム代表のほうくが最後の試合をすることになった。
すると・・・。
出てきたのは高校時代卓球部の、そして大学ではアーチェリー部のT先輩だ。
ほうく、実はちゃんとした卓球部の人と試合をしたことがほとんどなかったのだが、試合はもつれにもつれてジュース、ジュースの連続。
最後は残念ながら負けてしまった。
体育の時間が終わって部室に戻ると、対戦したばかりのT先輩がもう一人の、これまた高校時代卓球部のU先輩と話をしていた。
T先輩がほうくとの卓球の試合の話をして、ものすごく競ったということを話すとU先輩は
「なんだよT、情けないな、お前!」
と言った。
しかしT先輩は
「ばかお前、こいつ結構強いんだぞ。」
と言ってくれたのだ。
じーーん。
もっと言って、もっと言って。
あと2回くらい言って。
卓球部出身者とほぼ初めての対戦をして、しかもそれなりの評価をもらったほうく。
その会話でほうくを見る目が少し変わったU先輩は、その後学内の大会で混合ダブルスに出ることになったのだが、その練習相手に指名してくれて3人(向こうはダブルスだが、練習相手のほうくは1人)で体育館で何度か練習したものだった。
その後社会人になってからも寮で卓球をしたりしていろいろと役に立った。
調子こくのも悪くないってことかな。
でも負けたことなんてすぐに忘れてるからかもね。
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