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インフルの戦場

3日間くらい体調が悪かった。
発熱し、それもインフルエンザの判定で良く出てくる
「38度以上の熱」
にわずかに届かない37.9度くらいまでの微妙な発熱だ。

あとは頭痛。
なんかずきんずきん、というような久しぶりに血管の脈動を感じさせる王道の頭痛だ。
これが咳とかした拍子に
「ぷち!」(petit!違う・・・。)
とかなった瞬間に俺は落ちていくんだろうか、なんてことを考えたりしていた。

さて、そんな状態である以上、まあ医者に行かなくてはならない。

「とりあえず熱があるから休みます。」

なんて連絡だけでは許されない雰囲気が近頃蔓延している。

しかし心しなくてはならない。
今、まさに医者に行くということは戦場の最前線に向かうということなのだ。
タイミングや場所を一歩間違えれば、そこに足を踏み入れた瞬間に容赦なくインフル砲の掃射を受けることになるのだ。

ということで近所の流行ってなさそうな医者に初めて行くことにした。
いや、評判はいいのだ。
なにしろ空いているからね。
うちのJr.だって何度か行っている。

用心しながら入り口のドアを開けると・・・。
なんと!
一人も患者がいない!
これはラッキー!と思った瞬間。
初診なのに保険証を忘れた・・・。

仕方なく受付のお姉さん(当然マスク着用のため年齢不詳)に謝って急いで取りに帰るほうく。

そして保険証を手に、再び車を駐車場に入れようとすると・・・。
ほうくの前の2台も同じ駐車場へ・・・。
しかもその2台からぞろぞろぞろぞろマスクをした家族連れが出てくる・・・。

しまった!
しかし、こいつらだけならまあ、何とか。

再びその医院に入ると驚くべきことにさっきは影も形もなかった患者でいっぱいだ・・・。
ということで死ぬほど待たされることになった。
しかもさっき駐車場で一緒になった家族連れの子供たちが鼻水ずるずるで何度も鼻をかんだり咳をしたりしている・・。
しかも医院備え付けのティッシュがほうくの椅子の斜め後ろのテーブルの上に置かれていて、鼻をかみに来る子供がそのティッシュを取ってほうくのすぐ左横を通ってかんだティッシュをゴミ箱に捨てるのだ。

予想以上の状況にその家族連れの鼻をすする音、咳などが異常に気になってくる。
読もうと思った「20世紀少年」のマンガもなんか数百万単位のウィルスがついている気がして手が出せない。
そしてその家族は順番に呼ばれて診察され、最初に出てきた中学生くらいの息子が、座って待っていた父親にこう告げた。
「インフルエンザだって。」

出た!マスク外すなよ!
決して、外すなよ!
気のせいか、待合室の緊張感が2レベルくらい上がった。
父親がちょっとまわりを気にしたのか、その息子に
「車に戻ってるか?」
と聞くと、その息子、本を見ながら
「いや、いい。」

いやいやいやいや。
「いや、いい。」じゃねぇだろ。
おやじも
「そうか。」じゃねぇだろ。
車に連れてけよ。
もしくは自ら進んで戻っとけよ。

そんな家族が、続いて妹、そして母親と次々と診察室から出てくる。
ここでこいつらがちょっとおかしくなってマスク外して一斉に咳なんかしてこようものなら、もうこの医院の中の患者はイチコロだ。
イチコロという表現の古さに戸惑う暇もなく、である。

しかし聞くところによると先に風邪を引いてそのウィルスが体内にあるとインフルエンザウィルスは入ってこれないとのこと。
つまり何かに憑依されている人間には別の霊は入れない、というようなことか。
表現が分かりにくいか。

これを知っていたので何となくではあるが少しは平常心だったほうく。
つまり、
①自分がインフルエンザであるなら別に今更どうしようもない。
②自分が風邪なら他のウィルスは入らない。

ということだ。ほんとかどうかは知らないが。

けれどそれを踏まえたとしてもこのウィルス空中充満(想像)状態は決して気分のいいものではない。
この家族連れは帰ってしまったが、ただ単に予防注射を受けるために子供を連れて来ていたお母さんは果たしてどう感じただろう。
良かれと思ってしたことが逆にリスクを高める結果になってしまったのではなかったか・・・。

なんだかんだインフルの検査もしてしかも陰性で、たった2日ですっかり平熱に戻ってしまったほうく。
戦場より帰還である。

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コメント

2日で治るあたり、若い証拠ですよ。
でも確かに海外から来る新種のインフルは強力です。
むかーしアメリカに住んでた頃、熱が出たので1日寝てたんですが一向に良くなるどころか翌日には39度に達してしまい、そのまま10日ほど寝込みました。
あんな風邪は経験なかったので、きっと当時流行っていた現地のインフルエンザだったと思います。

あれ級が今世間を騒がせているとしたら、ちょっと恐ろしい…
お子さんにはくれぐれも気をつけてください。

○Tommyさん
うちの子供たちは今のところインフルエンザにはかかっていません。
でも、なんか次男が熱を出していてそれは今のところ原因不明というところです・・・。

ちなみに私の熱も一体なんだったのか不明ですが、風邪ということにするしかないようですね。

我が家の子供2名。私が沖縄でぶらぶらしてる間に新型発症!夫の不在中、野戦病院を担当した母親も未発症ながらリレンザ服用中。

今日帰京した私は、家中インフル菌のなかで
2キロもリバウンドした体重調整のために明日から
ダイエット復活。
がんばれオレの免疫!!

○エセ富豪さん
それは大変ですね!
ご家族の快復をお祈りします。
ちなみに効果があるのかないのか不明ですが、うちでは最近何とかイオン発生器をがんがんつけています。
頑張れイオン!(スーパーじゃないよ。)

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