司会

何だか分からないが司会をした経験が結構ある。
一体そこの選考基準は何なのだろうかと思う。

古くは小学校卒業のときの謝恩会の司会だ。
今でも覚えているが各クラスから男女1名ずつが代表で幹事みたいなことをやった。

後の学生生活は基本的に転校生人生だったので、それぞれの団体の古くからの「司会者キャラ」の人たちがやっているのを見ていただけだが、社会人になってからはそれなりにやらされた。

特に結婚式関係。

披露宴の司会は基本的に断わることに決めていた。
滞りなく進めるだけでつまらないし、何よりせっかくの料理が食べられない。
でも二次会の幹事、つまりそのまま司会、というのはそれなりにやった。

大体幹事とかってかなり面倒な準備作業が必要だったりしてあまり受けたくはないので、幹事のメンバーによっては「司会だけをやる。」という条件付きで引き受けたりしていた。
と言っても結局巻き込まれるんだけどね。

一応結婚式の二次会の司会をしたカップルは基本的に現在も婚姻関係を継続中である。
一番最初にやった「婚約披露パーティー」の主役たちが婚約破棄したときはどうしようかと思ったが、その後は何とか大丈夫のようだ。
大学時代の同期や後輩のための司会もしたことがあるし、今の会社では大勢外国人が来るということで英語で（！）司会をやったこともある。

今考えると恐ろしい話だ。
どうやってやったのかさっぱり覚えていないが適当にかましてやったことだろう。
ほとんどがインド人とかだったので、英語って言っても適当でいいだろう、と思っていたのだ。

まあ、質問や発言はほとんど受け付けなかったのでほぼシナリオ通りに強引に進めたのだと思う。
出席者がどこまで理解したが不明だが、笑顔で通したのだからこっちの勝ちだ。

そんな風に考えると、もう恐らく二次会の司会はないかも知れない。
同じ年代の友だちで未婚の連中は何人かいるが、一向に結婚しようという気配が漂ってこない。
結婚を決めたところでこっちに頼んでくるかも不明だが。

さびしいと言ってるわけじゃない。
決して司会がやりたいわけじゃない。
最近そういうイベントがめっきり減っていてちょっとつまらないんだな。

ただ、良く考えると司会をやったことはそれなりにあるが司会としての評価を聞いたことがない。
「いやぁ、良かったよ。ありがとう。」
なんて言われたことあったっけ？
まあいいか。
今度もし頼んでくるやつがいたら、その時は今までにないブラックな感じでいくか。
ふっふっふ。