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言い続けること

サッカー日本代表が世界最速でW杯出場を決めた。
世界最速に何の意味があるのか本当に不思議なのだがマスコミは「世界最速」を使いたがるようだ。
単にその日一番日付変更線に近かったから結果的に早かったということだが、「世界最速」がタイトルとしてつけやすいという安易な理由である気がしてならない。

ほうくも当然試合も見て、難しい試合を何とか勝利で決めることができたという、以前に述べたコメントの通りとなっているわけで嬉しかったことは確かだ。
ただ、そこで終わったわけじゃなくて、実際の戦いはこれからということになる。

岡田監督は監督になってから常に
「ワールドカップでベスト4を目指す。」
と言っている。
過去の結果や、最近の試合内容から見てもこれを「高すぎる目標」と感じる人も多いと思う。
実際キリンカップの対戦相手だったベルギーの監督はこの話を聞いて
「日本はもっと現実的になるべきだ。」
とコメントしている。

確かに客観的に見たらそうだろう。
日本はまだワールドカップに「たった」4回目の出場に過ぎず、地元開催の大会以外では1勝もしていない。
そんなアジアのチームが、世界の強豪が集結するワールドカップで
「ベスト4を目指す。」
と言うのだからそれは例えばベルギーの監督から見たら驚きだろう。

だが、これはこれで非常に意味のあることだと個人的には思う。
目標を設定する、そしてそれを公言することは実際にその目標に到達する早道になる可能性が高いからだ。

公言することで自分にもプレッシャーがかかる。
周りもそういう目で見るし、言った手前それを実現しなきゃという強いプレッシャーだ。
しかしそれは逆に言ってしまったからこそその実現のためにどうするか必死に考えることにもなるのだ。

笑われたって真剣にその目標の実現に向き合っているなら全く気にする必要はないし、逆にその目標を聞いて協力する人だって出てくるかも知れない。
言葉を発することの意味というのはとても大事なのだ。

現中日監督の落合は、「三冠王を取る。」と言って取った。
まさに有言実行だが、言ったからにはやらなきゃというプレッシャー、そしてそのための必死の努力が生まれたんだと思う。

前に何かで読んだが、中森明菜は小学生の頃から
「歌手になる。」
と言ってクラスメートに笑われていたそうだ。
でも現実にはどうだろう。
ちゃんと歌手になったし、知名度だって相当だ。

「ベスト4を目指す。」
と言う岡田監督はそのために必死で考え、努力しているはずだ。
仮に目標が達成できなかったとしても「ベスト4」を目指した努力は代表にとって無駄ではないと思うしね。

さてさて、そんな目標、周りに公言したことあったかな?
そうか!
「今年ブログを始める。」
と飲み会で言った結果がこのブログであることを考えるとやっぱり宣言することは大事なのだ。

「上戸彩と付き合う!」
あのねぇ、相手の意志が左右する目標はどうだろう。
まあ、近づくことはできるかも知れないが逮捕されないようにね。

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コメント

最近私は周囲に
「ヨー○ドー、またはセ○ンイレブンを誘致する!」
って言いふらしまくってます。
ちょうど今日も商工会つながりの人に協力依頼して来ちゃいました。
ほうくさんも、関係者の方に会う機会でもありましたらぜひお口添えよろしくお願いいたします!
・・・・とここでも言ってみました。実現するでしょうか?

公言、いいと思います。
 
私が中学受験をした時、亀戸に合格祈願に行って、絵馬も書きました。
 
普通「○○中学合格祈願」って書くところを私は何を血迷ったか「G中学合格!!」って宣言しちゃったんですよ。
 
何でこんな事を覚えているかと言うと、
たまたま後からその場に来た知り合いが私の絵馬を写真にとってたんです…
そして「こんだけ宣言したら合格するよ!」ってその写真を私にくれたんです。
 
ちょっと良い話?

○peaさん
なるほど。目標に向かって必死に努力すればきっと結果がでますよ。
なんてね。
無責任なことは言えませんけど。
でもあの人に直接言えば話早いんじゃないのかな??

○千葉県民さん
もちろん千葉県民さんの努力があったからの結果だと思いますけどね!
でも後から来た人が分かるくらい目立つ絵馬だったってことでしょうか?
いい話だ・・・。

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