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あーチェリーブラッサム2009

今年も桜が見事に咲いた。
そろそろこの辺ではほぼ終わりのようだがまだちょっと遅い満開の木も見かける。

ちょうど入学式や始業式なんかに時期が重なって、桜にはなんか新しい始まりを予感させるワクワク感があるような感じだ。

ほうくも桜は好きである。
しかも好きになったのは実は割と最近の話だ。

小学校、中学校、高校、大学と桜の花を見る機会は山のようにあったはずなのに、桜が好きだという感覚を自覚したことがなかった。
小学校一年の「こくご」の教科書の1ページ目が「さいた さいた さくらが さいた」とかなんかそんな教材だったような記憶はあるが。

今の会社に入って長期(といっても8ヶ月くらい?)の海外出張に行ってちょうど桜の時期を1回飛ばしてしまったことがある。
行ってきたのは東南アジアの某国だったが、季節は雨季と乾季しかなくなんだか暑いというだけの季節感だった。
そこから秋に帰国して、冬を過ごして春が来たときにそこら中に咲く桜の花の美しさに感動してしまったのだ。
日本には四季がある、そしてそれは四季折々の季節感を映し出す、ということをしばらく海外で過ごすと本当に実感するのだ。

もっとも、季節感を出しているのは何も桜に限ったことではない。
ただ、桜の時期はちょうど3月の終わりから4月の初めという一つのサイクルの始まりと終わりが重なるところが絶妙なのだと思うのだ。
出会いと別れの時期にちょうど重なり、短期間で散っていく儚さが恐らく日本人に愛される所以なのだと思う。

それにしてもみんな本当に桜が好きだ。

歌だって「桜」とか「さくら」とか「SAKURA」とか、パターンがいくつあるのか知らんが最近とみに桜だらけだ。090410_123101
しかもそのうちの一つはカラオケの持ち歌にしてたりする。
誰も「梅」とか「UME」とか「MOMO」とかそんな歌は作らない。
作ると目立つと思うんだが。
「コスモス街道」とか「ひまわり娘」とかは昔からあるけどね。

そんな金曜日、もう桜の時間がないので昼休みにちょっと近所の公園に行ってきた。
公園に入るとすぐにある桜の木からはひらひらと、はらほらひれはらと花びらが絶え間なく落ちていた。
気温も場所によっては夏日という状況だったので桜の花も「そろそろか。」と思っていたのだろう。
でも遠めに見ると意外にまだまだやるぜ!という雰囲気だった。

咲き始めに電車から眺めたり、車を運転しながら窓外を見たりすると世の中にはなんて桜の木が多いのだろうと思う。
こんなにも桜の木が普段は目立たずに溶け込んでいて、この時期にだけ一斉に花を咲かせるということだったのだ。

日曜日に近所の公園にも行ってみた。090410_122901
もう、ぼちぼち終わりである。

でも「桜の花が咲いているから」という理由でお弁当を持ってお昼に出かけたり、ちょっとオフィスから外に出てみたり、というきっかけになったりするのだから、なんか気持ちの前向きな変化につながるようでいいよね。

普段はアーチェリーと絡めて桜の話にするんだが、今年は何にもネタがないので微妙に題名の仮名遣いも変えてしまった。
それでも一つの季節をまた過ごせたということに感謝しよう。

時は止まらない。
時の移ろいを日々感じながら、また明日に向かうとしよう。なんてね。
いいことばっかり書いたので、またう○こネタでも考えようっと。

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コメント

この題名を見て一般の(?)人ならまず桜の花を思い浮かべるのでしょうか??ふと疑問に思ってしまいました。

桜の花の写真、背景の青空が美しいですねー。
それで今思いついたんですけど日本人が桜好きなのはきっと空が青いからに違いありません!
太陽が見える日でも霞がかって空が白いこちらでは、ソメイヨシノの淡いピンクもくすんだ白に見えちゃいます。

○peaさん
確かに背景が晴れ渡った青空だと、桜の色がいっそう映えますよね。
たまたま先週はずっと晴れが続いていたので私にしてはまともな写真が撮れました。

携帯で、ですけど。

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