« ぐらんぱる公園の爆発 | トップページ | 透明な水 »

新年会の居心地

さて、毎年参加している母校の同窓生による新年会に先日参加してきた。
初めて盛大な同窓会が開催されたのが2006年なので、驚くべきことにもう4回目の参加である。

以前にも書いているのだが、母校と言っても途中から編入している。
更に高校卒業以来、大学が同じだったやつやそれなりに仲の良かった連中でさえほとんど連絡を取り合っていたこともなくて3年前の同窓会まできたものだから正直なところ最初になんて言って話せばいいのかくらいの久しぶりの人ばっかりだったわけである。

もともと転校生人生だった上に、生まれついての一匹狼気質(いや、一匹子ウサギ気質?)のためかその場その場の社会に馴染んでいくことに労力を費やして今までの友だちに礼を欠いていたのも事実だ。

そんな風であるのにこの4回、皆勤賞である。

なぜか?

毎年毎年行くか行かないか悩むのは確かだ。
つまりはなんだろう、あまりにも久しぶりな人「A」に対し、
「A、最近どうなんですか。」
なのか
「Aくん、今何してるの?」
なのか、もうそこまで考えるとめんどくさくなってきて行くのやめようかなと思うのだ。

でも参加している。

理由は多分「みんなの優しさ」なのだと思う。
そこは大人だからということがあったとしても、多分それを感じるから行けるのだ。

実は仲の良かった連中というのはほとんど来ていない。
休み時間にいつも一緒に遊んだ連中だって来ているのは1人だけだ。
ほうくは途中から入ったが周りは幼稚園からだったり、小学校からだったりの人が多いので小学校時代の話をされても全く分からない。
それでもみんなちゃんと気遣いしてくれて例えば
「小学校の頃、こういう先生がいたんだよ。」
とか言ってくれる奴が必ずいるし、分かるように解説してくれる奴もいる。
高校生の頃は全く違う仲間とつるんでいて余り話さなかった人たちとも話ができたりする。

今から考えると中学生の頃に編入して、その頃は親元を離れて一人で学生寮みたいなところに住んでいたのだが結構家に呼んでくれた奴もいたりしてお世話になっているのだ。
食事に呼んでもらったり、お弁当を作ってもらったり、親御さん含めてお世話になったりして大変ありがたかったのだ。
でもそんな恩を正直なところ覚えていなかったりしたことも事実なわけで反省である。

でもそんな気遣いをしてくれるお母さんがいたり、更にはそんな話をお母さんにしてくれる級友がいたりしたことがすごくありがたかったわけで、そういう意味ではいい学校に入ったと思っている。

今でこそ一人で生きているみたいな顔をしているが、いろんな人に世話になって生きているんだということを再確認させてくれた今年の新年会。

それにしても毎回
「じゃ、近々クラス会やるから。連絡するよ。」
と2回連続で1年間音沙汰のなかったK。
「この連絡が来るたびにお前の顔を思い出すんだよ。」
と言っていたが、個人的には1年に1回でも会える機会があるのだからそれでもいいかなと思ってるよ。

« ぐらんぱる公園の爆発 | トップページ | 透明な水 »

コメント

まぁ、K氏の「熱さ」は年1〜2回が適当かなァ?(笑)

それはともかく、ああいう席で私らが「俺ぁ生え抜きだ」とか「ヤツは外様だから」みたいに言うのは、仲間内だけのキツイ冗談でね。
「えっ、B田って小学校から? 幼稚園からじゃないんだ。あー、B田クン残念!」とかサ。言うほうも聞いてるほうも顔は笑ってる。

勿論そういう独特な空気が肌に合わない人もいるだろうし、笑える人だけが結局3年経って残った気がする。
実際、幼稚園からとか中学からとか、あそこにいた連中は誰一人として意識してなくて、来ない人のほうがやれ「フランス語だ」、「英語だ」と言ってる気がする、「逆にね」。

ほうくさんは母校の水が合ってた、ってことじゃない?
ぜひその感覚を味わってほしいよねぇ、生え抜きの「彼」にも!

○Tommyさん
確かに今思うとすごくいい学校だったと思っています。その節はありがとうございました。
お母様に宜しくお伝え下さい。

「彼」にもぜひ来て欲しいですねぇ。
そのときはT-レックスをBGMにして言いたいですね。
「お、お前は!あいつか!」
なんてね。

中年になると他人様の優しさに敏感になりますよね。利害関係のない旧友はその点、ありがたいものです。。

私も「幼稚園出身の原理主義者だ」とか言うこともありますが、意外に誰が小学校からで誰が中学校からだったとか、忘れてることも多いです。

そんな私も幼稚園の年中組スタートとあって、年少組出身者に攻撃されたりします・・。

しがらみぬきで50とか60になっても、そんなアホ話ができたらいいですね!

○エセ富豪さん
なんと!富豪さんも微妙に途中からなんですね。
でもこの新年会の話を聞いてると、
「あいつ小学校の時足速かったんだよな。」
なんて話題が出てきて、そんなことも覚えてるんだなぁなんて感心したりします。

あの大手証券会社のK野くんが
「あれ、ほうくって中3からだったっけ?なんか最初からいたような気がしてた。」
なんて言ってたのはちょっと嬉しいような気もしたし、ただ単に記憶が適当な感じもしましたけど・・・。

元「優秀クラス(笑)」の千葉県民で~す。

 
その他にも、「国立理系」とか「私立文系」とか色んな区分がありましたねぇ。

 
意外と、高校の時の選択が音楽か美術かっていうのは、ネタにならないですね。
音楽は楽しかったよ。
何しろ、最後のテストは「何でもあり」だったからね。

○千葉県民さん
音楽の授業の話は良く聞きます。
でも自分の選択をまるで覚えていないのはなぜなんでしょう?
美術だったのかな?
全く覚えてないんですよねぇ。

ちなみに私は「国立文系」でした。
正しい選択だったんでしょうか??

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新年会の居心地:

« ぐらんぱる公園の爆発 | トップページ | 透明な水 »

最近のトラックバック

2023年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30