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ラジオの時代

昔昔、小学校高学年くらいにラジカセを手に入れることが流行った。
ほうくも例外なく毎日カタログを眺め、雑誌やCMを食い入るように見て比較検討し、親になんとかねだって買ってもらった。

買ってもらったのは当時アニメの「野球狂の詩」の水原勇気がCMに登場する東芝の「アクタス・パラボラ」というやつだった。(正確にこの名称かは忘れた。)
ラジカセ本体の上にパラボラがついていて、当時流行っていた「生録」ができる(本当か??)やつで、しかも付属のマイクがワイヤレスやトランスミッターやなんやかや3ウェイとかなんかそんないろんな機能で使えるやつだった。

まあ、それはそれで話が長くなるのでやめとくが、このラジカセはなんと!短波放送が受信できたのだ。
遠い海外の国の放送が電波に乗って日本で聞ける、というのはなんだかとても感動的だった。

中学生になって父親の転勤で某国に行ったときにこのラジカセを持って行った。
普通に音楽のカセットを聴いていたわけだが、時々短波放送も聴いたりした。
アフリカ某国では北京放送やドイツ海外放送なんかの日本語放送が良く聞こえたのだ。

ということでそういう海外放送を聴いたりすることをBCLと呼んでいた。

日本に帰国後もその趣味を続けようと思い、これもまた何とか親に交渉して当時画期的な、周波数をデジタル表示するというソニーの名機ICF-6700を買ってもらった。
それで中学・高校時代は海外の短波放送を聴いたり、国内の地方の中波放送を聴いたりしたものだった。

しかし、そんな趣味も例えば海外生活とかの制約された状況で他にやることがないときはそれなりに熱中したが、日本では他にも魅力的な楽しみがたくさんあって、いつの頃からかほとんどこのラジオを使わないようになった。

時々、思い出したようにつけてみるとある日デジタル表示に不具合が出てきたことが判明した。
これでますますいじらなくなって気がつけば社会人になり、ほぼ全く見向きもされない状態でだが机の上に放置される有様となった。

これがある日、うちに何かの修理に来た電気屋のお兄さんの目に留まり、なんとか譲ってくれと言われて確か5000円くらいで譲ってしまった。
もちろん、デジタル表示に不具合があるとも言ったのだが、その電気屋さんは
「いや、そんなことじゃなく、これがあることが重要なのです。」
と言って嬉しそうに持って帰っていった。

それから月日が流れ・・・。
先日、千葉の「千葉市科学館」というところに家族で出かけた。
ここは「Qiball(きぼーる)」という複合施設にある、いろいろ楽しめる、プラネタリウムとかもある施設なのだった。

そして・・・。080906_155901001
その一角であのラジオ、ICF-6700と再会したのである。
まさに見覚えのある、あのラジオが、保管状態も最高のままでそこに展示してあった。

「こ、これは俺のラジオだ。」

思わずつぶやいたほうく。

そして何とも言えない「あの頃」を感じ、しばしそこに立ちすくんでこのラジオを眺めていた。
一瞬で昭和に引き戻されたほうく。
きっとまたここに会いに来る。

きっと・・・。

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コメント

「アクタス・パラボラ」知ってる!
欲しかったんですよ。水原勇気好きだったからhappy02

ところで、「野球狂の詩」といえば、木之内みどりの映画だよね。

当時、母親に頼んで一緒に見に行ったんだけど、「嗚呼花の応援団」と同時上映だったんですよ。
それが1本目でね、あまりのお下品な映画に途中で映画館を出る羽目になってね。
「野球狂の詩」を見られなかったという苦い過去を思い出しました。。。crying

アクタス・パラボラに反応していただけるとは嬉しいです!
ネットで調べると写真も見れます!

木之内みどり、実は大好きでした。
でもなんか誰にも言わず、人知れず勝手に好きでした。
竹中直人が羨ましいです・・・。

ほうくさん、そういうの詳しそうですよね。その数年後ですか、Wラジカセで編集しまくるようになるのは?
私はソニーのデジックデッキ(DOLBY-C初搭載)を初めて買った当時を思い出しました。Billy Joelの“Don't Ask Me Why”がCMソングでした。
このデッキ、ほとんど出番のない今も自室で現役です。

Tommyさん、そのデッキ今でも現役ですか!!
すごいですね・・・。

私も高校時代からのカセットデッキとレコードプレーヤー持っていますが、今も動くかは不明です・・・。
暇ならいじりたいんですけど・・・。

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