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なんてったってアイドルの完成

もうみんな忘れてしまったかも知れないが、勝手に続ける昭和アイドルシリーズ第3弾!

前回、自分のことを歌詞の中で歌っている松本伊代に続く歌手は誰だ、という話から。

これは他にもいるかも知れないがあえて小泉今日子を出しておきたい。
というか出さないと話が続かない。
なんの歌かというとかの有名な「なんてったってアイドル」のAnother Versionというのがアルバムにあるのである。
そんなの知るかよ!というご意見ごもっとも。

ここで小泉今日子は歌手としてデビューすることになっちゃった自分、というスタンスの歌詞で歌うのである。
つまりこの2曲、
「なんてったってアイドル」
及び
「なんてったってアイドル(Another Version)」
において小泉今日子はアイドル史上初めて自分が「アイドル歌手」であることを宣言したのであった。

そしてここにアイドル歌手、小泉今日子が完成したのである。

試験に出るよ。

とここまでは良かった。
良かったというのは、アイドル歌手としての小泉今日子は完成してしまったがために逆に方向性を失うことになる。
その後ももちろんいくつかのヒットは出しているが、それはアイドル歌手としてのものではなくさまざまな方向を模索した結果であったと言える、と思う。(弱気)

しかしこのアイドル歌手として完成し、逆にその後の方向性を探っていく中で小泉今日子は女優としての道を歩き始めるのである。

ということで小泉今日子は現在、むしろ女優としての存在感を示し、ママになってから戻ってきちゃったアイドル路線の松本伊代早見優堀ちえみとは一線を画している。

その後の昭和のアイドル歌手の歩みは様々だが、
松田聖子は路線をあまり変えず逆に女性ファン層のディナーショーに支えられているようだ。
小泉今日子は完全に女優としての地位を確立し、しかし今でもオリコンのベストテン登場回数女性1位の座を持っているらしい。(ネットで調べてね。)
先の3人は主婦アイドルとして主に朝やお昼の番組で活躍しているようだがほうくは確認できない。

非常に大勢いたと思われた昭和女性アイドル、しかし現在も活躍しているとなるとその数は限られる。
そして現在「アイドル」の定義自体が良く分からなくなっている。
何とか~ドル、とかつけるとみんなアイドルなんだそうだ。

それにしても10数年前、会社でちょっとかわいいと言われていた女の子がカラオケで「なんてったってアイドル」を歌ったという話を聞いたときは十六文かましたろかなんなら三十二文ロケット砲でもいいぞ、という気持ちになったものだ。
お前が歌う歌じゃないんだよ、この曲は。
今でもこの曲は小泉今日子にだけ歌って欲しいのである。

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コメント

これも↓32文ロケット砲の刑です。

「学園天国」で盛り上げられない奴

むかつく奴の歌う「見逃してくれよ!」

いやぁ、待ってましたよ。ていうかこの前飲んだ時に答え聞いちゃってたけど…
キョンキョンは3rdアルバム「Breezing」がいいんですよ~。髪切る直前の「春風の誘惑」とばっさりイッた直後の「真っ赤な女の子」が入ってます。

いやぁアイドルのネタと言いながらかなり片寄っていますけどね。

千葉県民さん、カラオケでロケット砲炸裂させないようにお互い抑えていきましょう。

Tommyさんには先に言ってしまいましたけどこのシリーズは形を変えながらでも続きますよ。

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