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役に立たない才能

さて、ここのところ恒例になってきた高校の同窓会というか新年会というかが先日行われた。

今回も高校の時の先生がお見えになり、一人は本当に卒業以来お目にかかったことがないのだが会場に到着するや
「おおお!」
と握手を求められて感動した。
でも先生、決してほうくの名前は言わなかったが。
絶対覚えてないな。
こっちからは絶対自分の名前は言わないぞ。

そしてもう一人の先生は毎年毎年来ている英語の先生だった人だが、この期に及んでやけに潔癖症であることなど新事実を紹介してもらった。
今更そんなこと聞いてもリアクションできないんだが。
1年に1回だけ会う奴や、会えない奴もいたわけだが卒業以来全く会ったことのない久しぶりの奴と話し込んだりするとなんだか感動的だった。

ということでいろいろと話をしているとその後のみんなの活躍などを聞くことになるわけだが、例えばE君という奴がT大の教授になる、とかいう話を聞いたりするとやっぱりすごい奴もいたんだなぁ、とか思うわけだ。

ということで当時ほうくが一番抜きん出ていたものがあったかという不毛な回想をしてみると・・・。
勉強は少なくとも別に抜きん出ていなかったか・・・。

当時ほうくはゲームセンター(いわゆるゲーセンてやつだ)のゲームについてはかなりの才能を発揮していた記憶がある。
スーパーのゲーセンなんかで古いゲームが50円になっているコーナーがあったりするとそこでギャラクシアンなんかの懐かしのゲームをやったりしていたものだ。
当時でさえ既に50円なのだから当然流行りのゲームではないのだが、驚異の技術で3万点を超えるあたりに来ると徐々に人だかりができてくる。
あの敵が落としてくる弾幕の動きを予測して「ここしかない!」というところを瞬時に判断してしかも正確に操作する技は自分でもなんだが、かなりのものだったと思う。
4万点くらいになると人だかりの数も増え、5万点くらいになると「もうだめだ」というような状況を切り抜けるとため息が聞こえたくらいだ。

しかし今の生活に全く役に立たない・・・。

しかもかの教授になるE君の前でも修学旅行の時に腕前を披露し、
「すごいね。」
と感心させたことがある。
E君を感心させたのはあらゆることを含めて後にも先にも多分あの1回だけだが・・・。

体力を使わない宇宙戦闘機パイロットというのが職業としてあったら、きっと活躍したのだろう。
今は息子とDSで対等に競い合っている程度である・・・。

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コメント

ひ~、ほうくさんゲームがうまかったんですね!するとファミコン時代の「魔界村」もクリアされましたか?あれはコンティニューがないうえ、2周クリアしないと真のエンディングにならない激ムズゲームでした。でも、それが「味」なんでしょうね、たぶん。最近、ゲーマー思いのゲームばかりだし。以前、「スーパーマリオブラザーズ3」をクリアしたとき、うれしくてエンドロールの画面を写真にとったりしましたけどねえ。

ファミコンも結構はまりましたけど、やっぱり全盛はコイン片手に乗り込むゲーセンでした。
クレイジークライマーとかは看板が雨のように降ってきたり切れた電線で感電してもまだ落ちずに踏ん張ったりとかそんな思い出があります。

なんでしょう、少ない元手でいかに急速に進歩するか、そこのはかない勝負の世界に生きてたんでしょうね。
あほな中高生として。

ゲーセンのゲームのランキングを独占して心の中でにやっとして、ふっと横を見て自分の画面を見ていた観衆と目が合う、その状況がますます自己満足させる、と。

そして一切役に立ってないです、まったく。

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