ラジオの時間
息子のドリーほうくJr.がだんだん野球に興味がわいてきたようだ。
全く興味のない頃からせっせと連れて行き、夜放送があるときは千葉テレビを見せ、なんてことを続けていくうちに次第に興味を持ってきたようだ。
といっても一番大きいのはWii Sportsに野球があったことだけどね。
子供なんて結局そんなところから入ってくるんだろうなぁ。
ゲームが入り口とは・・・。
そんなほうくの野球への入り口はなんだったかなぁ、なんて思い返してみると、小学校1年生のとき急に父親に連れて行かれてその先のスポーツ品店で買ったグローブだったと思う。
野球なんて全然知らなかったんだけど、なんかほうく用のグローブとついでにほうくパパ用のグローブとそして小さいサイズのソフトボールを買ってもらって、初めてうちの前でキャッチボールをしたのが最初だ。
投げ方なんかもよく分からなくておっかなびっくりだった。
その頃ほうくパパの会社の社宅に住んでいたので、二人でキャッチボールをしていたら社宅の子供たちが集まってきてなんか注目を浴びたのが恥ずかしいような照れくさいような感じがしたのを覚えている。
でも野球のまねごとはしていたけれど実を言うとルールなんて全然知らなかったのだ。
ではルールはどうやって覚えたのか?
それもほうくパパに初めて買ってもらったラジオでだった。
子供の頃から結構機械類をいじるのが好きで、3歳の頃からレコードプレーヤーとかテープレコーダーとか家にあるあらゆる機械を操作するのが好きだったほうくに、ある日ほうくパパが小さなラジオを買ってくれたのだ。
もう嬉しくて嬉しくてとにかく部屋に戻ればラジオを聴いて、歯磨きする時は洗面所でラジオ、なんて調子で今と違ってテレビなんて居間に行かないと見られないしチャンネル権も基本的に父親が握っているのでラジオは結構なくてはならないものとなった。
夜にラジオをつければ当然野球のナイター中継がやっているわけで、ほうくは初めて連れて行ってもらった後楽園球場で購入した「ファン手帖」を片手に選手の顔を見ながら野球中継に耳を傾けていたものだった。
そしてそしてある日気がつくと、野球のルールはばっちり覚えていたのである。
もちろんテレビも見たけどね。
そんなほうくは今でも電気屋に行って安いポータブルラジオを見つけると、
(これをドリーほうくJr.に与えるとどうなんだろう。)
なんて考えてしまうのだ。
そして初めて買ってもらったあの三洋のラジオを思い出すんだなぁ。



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