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フクアリの屈辱

世界史で「カノッサの屈辱」というのがあったね。
それも世界史履修してないと分からないのかなぁ。

それはともかくとして、ナビスコ王者となったジェフの試合を見るべく11月8日(水)、すっかり肌寒くなってきたフクアリへ急いだ。(もう先週の話だが・・・。)
いくら平日開催で、地味な天皇杯、そして相手もJ2の札幌だって、こんなにガラガラのフクアリを見たのは初めてだ。061108
テレビ中継がないからなのか広告の立て看板も一切ない。
これって天皇杯スタンダードなのだろうか?
天皇杯初観戦のほうくには勝手が分からない。

すっかりガラガラのフクアリだったのでバックスタンドのホーム寄りの前段に席を確保した。
それにしてもほんとにガラガラだったので、本当に公式戦なのか、間違って練習試合に来ちゃったのかな、なんて考えたりして。
でも駅からスタジアムまでの道で、妙に肩に力の入った歩き方の札幌サポーターが一人いたし。
札幌と試合をすることは間違いないはず。
でもそんなに力入れなくても誰も喧嘩ふっかけたりしないよ、大人なんだから。

ということで試合開始まで時間があったので、周りで弁当のいい匂いがしている中ほうくが取り出したのは、
じゃーん!
Photo_10 サッポロポテトバーベキュー味だぁっ!!
もちろん、「札幌を食う!」ということにかけているわけだが、スーツで一人でボリボリスナック菓子はちょっと恥ずかしかったかな。
弁当とかも考えたんだが、帰りにどこかうまいラーメンでも食べたいなと思ったので。

本日対戦のJ2コンサドーレ札幌。
そのネーミングが秀逸だ。
コンサドーレを「コンサド」と「ーレ」に分ける。
そして「コンサド」をひっくり返すと、なんと「ドサンコ」にっ!!
そして「ーレ」はもちろん「オーレ」となって、道産子を応援するネーミングになっている。
サンフレッチェ以来の衝撃だ。
知ってるね?ね?

ちなみにジェフはというと、「JR EAST」と「FURUKAWA」の頭文字を取っているので原則企業名を入れないとなっていたがぎりぎりセーフだったのかな。良く知らんが。
知ってるね?違ってないよね?

まあそれはいいとして。
試合はご存知の通りである。
とにかく開始早々から札幌の早い、死に物狂いのチェックに受身になってしまい、攻めても出しどころを探す場面も多く、チャンスもことごとくポスト、正面、懸命のクリアにあって決まらない。
そしてカウンターを食らいまくっていたかと思ったら1点を取られておしまい。

確かに難しい試合だったと思う。
数日前にタイトルを獲得して、次もJ2の札幌に挑戦者の気持ちで対戦できるか、というと?
つまり勝利に対する貪欲さが今日の勝敗を分けた気がする。
だって選手の質としては(試合を見た限り)ジェフのほうが上だ。
でも気迫が、貪欲さが、札幌にはあったということかな。

帰り際、強烈なブーイングと罵声の嵐だった。
隣のおじさんは
「恥ずかしくないのかぁっ!!」
と怒鳴っていた。
それはタイトルを獲得したチームとして、そしてJ1のチームとしてかな?
でも数年前を思い返そう。
ジェフは確かに2年連続でタイトルを取ったがトーナメントのカップウィナーでしかない。
やっぱりリーグチャンピオンとなってからが本当の強豪だと思うね。

ということでまだまだ普通のチーム、ジェフ千葉。
サポーターの皆さんも貪欲さが足りなかったのでは?
だって平日とは言え4300人だよ、観客の数。
相手がJ2だから、「どうせ勝つさ。」とか思ったのかな?
決勝の国立だけじゃなく、まだまだ応援の力が必要なチームだと思うけどね。

本当にガラガラだったんだから、観客席。
だって観客の一人が怒鳴っている内容が分かるんだから。
この試合、日本代表のオシム監督が観戦していたらしいが、オシム御前試合不敗神話が消えたそうだ。
ほうく御前試合は負けのほうが多いけどね。
しかもこの場合、「ほうくおまえしあい」と読むし。

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