ほうく歯医者に行く
なんだか、古畑任三郎の「古畑、歯医者に行く」(犯人役:大地真央)みたいだが、治療後の点検の案内が来たので歯医者に行った。
ほうくは歯医者が大嫌いだった。
小学生の頃に見たあのポスター、子供がほっぺたのところに包帯を巻かれて頭のところで結ばれ、痛い顔をしているやつ、あれが恐怖心をあおった。
それに歯医者の音。
あの、「ぎゅいいいいいいぃぃっっいん!」みたいな歯を削る音は、それこそ背筋が寒くなるものだった。
それでも親に連れられ、子供の頃から近所の歯医者に行って、あのキュインキュイン削る音や、銀色の金属製のコップでうがいをして、ちょっと血の混じった水を口から吐き出して、また絶望的な状況で椅子に横になっていた思い出などは今も頭から消えない。
ということで、気がつくとほうくの奥歯は銀歯になっていた。
いつなったのか自分でも把握していない。
例えばほうくが行方不明になって、身元不明の死体として発見されたとして、その歯型はどこで照合するのだろう、なんてことを考えたりしたものだ。
成長してからも、歯医者嫌いは直らずよほどのことがない限り歯医者の世話になることはなかった。
しかし社会人になって、ずぅっと痛いなあと思っていた歯を通勤電車の中でべろで触っていたら、ぽきんっ!と折れてしまった!
げげげっ!!
歯っ、歯が折れてしまったっ!!
「よほどのこと」が起きてしまったのである。
急いで会社の近くの歯医者に向かい、(もちろん会社の総務に頼んで臨時の保険証を発行してもらったりして)治療してもらったのが本当に久しぶりだった。
「根っこから腐ってます。」
なんて冷静に言われてしまった。
担当がきれいなおねえさんの先生だったので、(でもずっとマスクをしていてとても惜しかったのだが)、そこで、(こうなったら徹底的に治してもらおう。)と思ったのだった。
それからきれいな先生のもとに通い、ほうくの歯は金歯やセラミックになっていった。
さて、現在であるが、ほうくは近所の新しい、きれいな歯医者に通っている。
特に美人の先生がいるわけでもないが、やっぱり歯は大事だなあなんて感じているのだ。
幸い、最近では年齢と比べると大変しっかりとした歯であるとの評価を頂いているので、歯磨きにも力が入る。
いや、あまり力入れるとかえって歯茎を傷めるのだが・・。
歯のクリーニングをキュインキュインやられて、歯磨きのやり方についても注意点を教えてもらい、再び歯磨きに挑もうと思っている。
いや、別に挑まなくてもいいんだが。
きれいな歯医者の先生、あなたがもしそうならマスクを外しましょう!
絶対患者が増えますよ!
もうやってますか・・・。
逆に外さなくてもいい先生が外したりして・・・。
« 秋風の千葉マリン | トップページ | 歌え日本人! »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: ほうく歯医者に行く:
» 古畑任三郎VsSMAPが甦る!フジ系10・9から放送 [芸能☆極秘☆ニュース]
平均32.3%の高視聴率を記録したフジテレビ系スペシャルドラマ「古畑任三郎 VS SMAP」(平成11年1月放送)が装い新たによみがえり、10月9日午後9時から放送される。 過去の人気作品に新しい趣向を交えて放送する同局の新企画「ドラマレジェンド スペシャル」の第1弾。今回は、古畑シリーズの中でも人気の高い「���VS SMAP」を振り返る一方、過去に放送された同シリーズの名場面などを紹介し、... [続きを読む]
« 秋風の千葉マリン | トップページ | 歌え日本人! »
歯医者さんはともかく、私は「古畑」だと陣内孝則が犯人役の2時間スペシャルのエピソードが好きですね。
…関係なくてすみません。
投稿: Tommy | 2006/09/16 20:05
さすがTommyさん、相変わらずのテレビっこぶりですね。
私は古畑シリーズで一番面白かったのは笑福亭鶴瓶の回です。
もちろん陣内の回も見ました。
「ファルコンの定理」でしたっけ?
ええ・・・、ほうくでした。(田村正和風に)
投稿: ほうく | 2006/09/18 22:59