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電車の中その2

ある平日の夜遅く、もう最終電車に近い時間帯だった。
疲れきったほうくはできれば座りたいところだったが、乗り込んだその電車は朝のラッシュ並みのぎゅうぎゅう詰め状態。
全く身動きが取れない状態だった。

「もうだめだよ、全然動けないよー。」
弱音を吐くほうく。
もちろん口に出してはいないけどね。

しかしその群集の中に一人、とても気分の悪そうな人がいた。
電車は動き出す。
ちょっと離れていたのであまり気にしていなかったのだが、不意に人の動きが波のように伝わってきた。
ほうくがその原因を見ようと顔を向けると、ちょっと酸っぱい臭いが・・・。
するとそこに驚愕の光景が。

もう絶対身動きが取れないと思われた超満員状態の電車の中で、きれいに円形の隙間ができていた。
気分悪くなった人が吐いたのだ。
その周りだけがきれいにあいていた。
もう絶対に身動きなんて無理な状態だったはずなのに・・・。

「人間て、すごい・・・。」
ほうくが人間の底力に感動した瞬間だった。

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コメント

ほうくさん とっきーです。こんにちは 
電車の中にはいろんな人がいますね。私も楽しい人を見かけたことがあります。
ある朝いつものように始発電車に乗り込み、発車を待つ間寝ていました。
ふと目をあけると目の前に ベルト付のトレンチコートを着た男の人が後ろ向きに立っていました。
そしてなんとその人の腰のベルトに黒いプラスチックのハンガーが掛かっていたのです。
私は自分の目を疑い瞬きを3回ほどしてしまいました。
自宅から電車に乗り込むまでどうやってハンガーを連れてきたのでしょうか?
その答えは雪空の彼方です。

とっきー、久しぶりです。
今日は一日中雪だったので家でゆっくりしてしまいました。
電車の中は本当にいろんなことがあって、次の駅を大声でアナウンスしてくれる人に何度か遭遇したこともあります。
この人、結構有名らしいですが。

おはようございます。
>「人間て、すごい・・・。」
ほうくが人間の底力に感動した瞬間だった。

本当によく分かりますね。そういう場面に巡り会っていませんが、実におもしろい話だと思います・・・。

nakamuraさん、コメントありがとうございます。
実はちょっと呆れていたりしてませんか?
必死な人たちってちょっと素敵です。この電車の人たちも、どんなに電車が揺れようと、決してその隙間がなくなることはなかったのです。

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